先日、実家の家族と妹家族とみんなで墓参りにかこつけて、ホテル三日月に泊まった。
地方のホテルにあるあるの、あの昭和レトロなカラオケルームがあって、そこでみんなで初めてカラオケをした。
子どもたちがノリノリで好きな曲を入れて歌うのがメインだったけど、わたしの両親にも楽しんで欲しいので、たまに大人の曲も挟んだ。
父はジュリーの「勝手にしやがれ」を入れたのでみんなで
🎶アアア〜
って手を上げたり、
妹の旦那氏は米米CLUBを入れたり、
わたしは山本リンダの「どうにもとまらない」をキモいダンス付きで歌うなどした。
宴もたけなわな頃に入れたのが、この曲「恋人よ」。
イントロが超絶長くてこういう場にはあまり合わないけど、このイントロが実に素晴らしい。
美しいストリングスからの絶望的なピアノ。
たまらず父が乱入してきて、肩をだかれて父娘デュエットという事態に( ̄∀ ̄)
で、わたしが今日語りたかったのはその歌詞の世界観よ。
久しぶりに聞いてやっぱり良い歌だなぁ、歌詞が完全に詩ではないか、と思う。
改めて検索してみたら、今年になってリリックビデオが公式から出されていた。
ここに歌詞が掲載されているから是非読んで欲しい。
この曲ができた時のエピソードを初めて知った。
五輪真弓さんの恩師が突然亡くなられて、葬儀にて、恩師の奥様の慟哭を見たことから作られた歌とのこと。
恋人との別れ、だけでなく死別の歌だったのだ
と思って改めて歌詞を読んで歌を聴くと、冒頭からこみあげるものがあり。
あの日の二人 宵の流れ星
光っては消える 無情の夢よ
なんて残酷で悲しいんだろう。
そして一言
この別れ話が
冗談だよと
笑ってほしい
ああ、なんでこれまで気が付かなかったんだろう。
この言葉の重みを。
実はこの曲は、一度ここで取り上げたことのある歌で、
その時の記事を読むと、我ながら脳天気な感想しか書いておらず、
改めて今、上書きする勢いでこれを書いた。
#五輪真弓




