何度も聴いたアルバムだけど、改めて歌詞を見て、今更ながら、びっくりしている。
意味を理解してるかはどうかはわかんないけど、歌詞を「面」で見たら、曲の世界が「わー」と来た。
この歌詞を読むことが出来て、日本人でよかったなあ、と思った。
どこを切り取ってもダメで、歌詞のことば全部が必要。
「風をあつめて」でも
「抱きしめたい」でもよかったのだけど、
なんかこの曲の演奏が今日は良くて。
ぼくらが
電車通りを駆け抜けると
巻きおこる
たつまきで街はぐらぐら
おしゃれな風は花びらひらひら
陽炎の街
まるで花ばたけ
紙芝居屋が
店をたたんだあとの
狭い
路次裏はヒーローでいっぱい
土埃の風の子たちにゃあ
七つの海も
まるで箱庭さ
右手の烟突は
黄色い煙を吐き
左手の烟突は
紅い煙を吐く
みんな妙に怒りっぽいみたい
みんな妙に怒りっぽいみたい
詩人になりたいのだと言っていたある人のことを思って、少し泣いた。